2009年9月12日土曜日

天使

朝から涼しいが天候は午後から雨と言う予報に
傘を持って 友人と京都の文化博物館へ
「藤城 清治展」を観に行く
入館する時 すでに雨模様 沢山の美しい影絵を見て
心豊かになって博物館を出ると かなりの強い雨
何処かで お茶がしたいという希望もあって
四条烏丸まで歩くことに・・・・・ 
その道なり イノダコーヒー本店で 一休み後
もう すっかり日は暮れて6時も回り始めていた
その境町通でふとみつけた天使
町屋の軒先に 雨に濡れて立っていた
帰り道 急いでいたものの 心 惹かれ
ただの展示なのか 売り物なのかと 狭い玄関先で 声をかける
雨に打たれてはいるが 焼き物でしかも手作りということがはっきり解る
二種類の天使が 立っていたが どちらを見ても 優しい顔をしている
その顔 表情に 惹きつけられ 心奪われ 思わず下さい
玄関先に 置くのがふさわしい と・・・・・ 
出掛ける時には 行ってきます 帰ってきた時は ただいまと声をかけたい
天使は 行ってらっしゃい お帰りなさいと 微笑んで迎え 送り出してくれる気がする
そんな天使がいてもいいではないか
西洋風の天使とはひと味違うが とても素朴 顔の表情がとてもいい
何処の作家さんが作ったのか解らないが ひとつひとつ手作りで
女主は ちゃんとした作家さんが作ったのですよと 言っていたけれど
作家さんの名前は 口にはされなかった こちらもあえて聞かなかった
その町屋は 130年経つとか 見上げた天井などはすごかった
奥の座敷まで いろいろな品物があるから 上がって見て欲しいと言われたが
時間がなく失礼した
ちなみに そこは土曜日と日曜日のみオープンしてるとのこと
天候のせいもあって薄暗くなってきた軒先で
ふと目にした天使 目があったのでしょうか
これも出会いなのでしょうか 
雨の中 小さな折りたたみ傘で 濡れそぼちながらの 出会い
声を上げて呼んでくれたのでしょう
これから先 きっと玄関先で 励ましてくれたり 慰めてくれたりと
よき友になるでしょう
いい友を 見つけたと喜びで一杯
手に持っている器に ポプリを 或いは野の花を一輪 挿したりして
生活に潤いをもたらせてくれることでしょう
人と人 或いは人と物の出会い 面白いですね
何かのえにしがあるのでしょう

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