2009年10月21日水曜日

ホタルブクロ〜蛍袋〜2

ホタルブクロ〜蛍袋〜1 の続きです
ホタルブクロのことを  
書いてある本を 昔に読んだことを
思い出した
学名  カンパニュラ・プンクタータ
別名  チョウチンバナ
科属名 キキョウ科 ホタルブクロ
草丈  30〜80cm
開花期 6〜7月
花の名前の由来として
下を向いて咲くチョウチン型の花形が
蛍を入れて見るのによいということ等
から名付けられた と花の図鑑に記されている
読んだ本というのは 
井上光三郎著「花の四季譜」で その中に書かれていたことは 
〜ホタルブクロの花の中に 蛍を入れてみたいと思い続けてきた
五つも六つも咲いた筒花の中で ピカッ ピカッと蛍が光ったら 
どんな色合いになるだろうかと想像するだけで楽しかった
そんなある日 新聞の投稿欄で思いがけぬ記事を目にした
埼玉県松山市の小宮さん(82歳)で
「蛍袋が咲くと 堤外の小川にホタルを探し求めたが 
五度の夏はむなしく果たせなかったが 
ことしやっと念願がかなった 庭の蛍袋の開くのを待って 
小川に蛍をたずねたところ僥倖にも五匹もとれた
さっそく蛍袋を折って蛍を入れた 壺のような花の底がにおうのか
五匹は争って花の奥へ這いこんだ 電灯を消して薄紫の花の中で
明滅する蛍のまたたきを思う存分楽しんだ」
(昭和61年6月12日付 朝日新聞「声」欄)
大略はこういう内容のものだが 望みは捨てるべきではない
わたしまでもその日はこの投書にあやかってほのぼのとした気分になった〜
と記されている
なんと 奥ゆかしいのか 
都会に住む人間にとって 蛍すらお目にかかることはないのだから
その様な楽しみ方は 無理なことだが 
年老いた方が その様にして 生活を楽しんでいる
豊かに過ごされている なんと素晴らしいことか
本を読んだ時は ホタルブクロの花も植えてはいなかったし
間近にその花を見ることがなく へえ〜 と感心はしたものの
それで通り過ぎてきたが 今 同じホタルブクロが 残り火のように
一つだけ咲いたことによって ふと 読んだ記憶が甦った
昔の人は このようにして楽しんだのかも知れない
心に詩を詠み込んだかも知れない なんと豊かな思いなのだろう
すっかり日の暮れた庭に出てみると 矢張り 一つだけ 暗闇の中で咲いていました
寂しげでありながら 凛として・・・・・
カメラの光だけで写し取りましたが 光が眩しくてびっくりしないでね と
話しかけてカメラに・・・・・
撮る私は 暗闇に 光るように咲く花 そしてホタルの光を思い
すごい幻想的な心に・・・・・ 幻想の世界へ 誘われたような感覚に・・・・・

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