2010年5月14日金曜日

飾り窓の猫〜ポルトにて〜

スペイン巡礼の旅
最終地点のポルトガルのポルトへ
明日は 帰国の途に・・・・・
未だ 飛行機が飛ぶのか否か未定の中
不安を抱えながら お昼頃に
サンチャゴからホテルへ到着
とりあえず昼食をとるために市街地へ
市街地の中心から南へ
坂を下って行くと 行き着く先は
ドウロ川
広い広い川幅 ポルトガル北部では
一番長い川であるドウロ川
トラス・ウス・モンテス地方の山頂に
端を発し 山間の谷間を縫い 
丘陵地帯を緩やかに流れポルトの街へ 
更にここから大西洋へ・・・・・
厳しかった流れも 多数のダムが
建設されて 流れが緩やかになり
ポルトから出る遊覧船で
ドウロ川のクルーズが楽しめるそうで
この流れの先の両岸には
葡萄の段々畑が広がり
ここで栽培された葡萄が
有名なポートワインになるそうです
ポートワインは ここの地域でしか
作られていないそうです
そのドウロ川岸で食事するために
街中の坂道を転がるように下る
その道沿いに 猫が・・・・・
目を引きました
ショーウインドウの中に
じ〜っと座って 外を・・・・・
道行く人の足下を見ているのか
見ていないのか・・・・・
お行儀よく座っている
可愛いとそばへ寄っても
ガラス越しだから安全と思うのか 身動きしない
川岸は 整備がよく行き届いて 散歩コースになっているらしい
川岸の散歩道から 一段下がったところでは カモメが戯れ
若者が 寝転がって日光浴している
なんと穏やかな風景 空は 美しいと表現するには勿体ないほどの青空
その川岸に面している建物は カラフルでとてもおしゃれ
4〜5階建ての家々がびっしり並び 
1階部分はお店屋さんがずらり
お店とレストランとが並び 何処か境界線か解らないほど
食事しながら手を伸ばせば お店の商品がさわれるほど
2階から上は 住居部分らしい ところによっては 洗濯物が翻っている
なかには レストランのところが何軒かあった
ここオープンテラスで昼食 
目の前に ゆったりとして流れる川を 遊覧船を カモメの舞いを
眺めての食事 魚料理を頼みました
鰯を まるのまま焼いてある鰯を・・・・・
大皿の上にのった鰯 見事 大きな大きな鰯
大皿から尾っぽが飛び出しています それになんと4尾も載っています
生野菜と(レタス)とレモンも・・・・・
美味しいのは言うまでもありませんが 大きな鰯をナイフとホークで食べるのは
至難の業 ああ〜お箸が欲しいと そして 温かいご飯があれば・・・・・
パンと焼き魚ではなく オリーブ油ではなく お醤油とお米で・・・・
この鰯 もっと美味しく食べられるのではと 切実に思いました
ローケーションが素晴らしいのに 贅沢かな〜と・・・・・
陽は燦々と輝き 川面から吹き寄せる爽やかな風を受け 
気持ちがよく 旅の最後にしては 最高の昼食でした
川には いくつもの橋も架けられ 対岸にも行ってみました
大きな橋 ドン・ルイス一世橋は フレームが美しく 綺麗で心くすぐられます
一番上が鉄道 その下が車などが 行き交っています
緑豊かな芝生とベンチが整備され 
すぐ目の前に ワインを運ぶラーベロ船が停泊していました
ワインを入れる樽が 積み込まれています
ここから眺める旧都の街並みは 世界遺産地区だけあって
格別の美しさがあり カラフルで楽しい
その中へ入り込んで眺めるよりは この川岸から眺めるに限ると言うほど
空の青空にマッチして 美しすぎます 気持ちのいいこと
お腹いっぱいになって ホテルへの帰り道
転がるように下った道は 今度はのぼり 
しんどいこと 石畳を 石の道を上ると言うことは
旅の疲れも溜まってきた中では つらい つらいこと
喘ぎながらふらふらのあがって行くと
下る時に見つけた猫 ウインドーの中の猫
まだ いました 驚きました 
全く同じ格好で 同じ場所に・・・・・・
まさに飾り窓の猫です
食事をして ぶらぶらお店を覗いたり 散歩したり
悠に2時間は過ぎていますのに 同じ場所に 同じ姿勢でいる猫
驚き! 驚嘆! 猫って こんなに長い時間 じ〜っとしていられるのでしょうか
しかも 姿勢を正して座ってます 崩れてはいません
獲物を捕るためでしたら 辛抱強く待つことが出来るのは知ってはいましたが
ガラス越しに人の足元を見るだけの世界で・・・・・
何を考え 何を見ているのでしょうか
人間が 人が 面白いのでしょうか 
でも 可愛い猫でしょう 綺麗な猫です
きっと ここの方に 飼い主に 可愛がられているのでしょうね
しかし このウインドーに毎日いるのでしょうか
それともたまたまだったのでしょうか
不思議な猫ですね

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