2010年6月8日火曜日

匂い立つかずら

朝から時々 雨雲がたれ込めて
細かい雫が 乾いた土を
湿らしている
傘がいるかと思えば
陽が燦々と輝き 何か嫌な天候
これからは このような日が・・・・
もうすぐ梅雨入り
来週らしい
先日から ジャスミンに似た匂いが
庭に香り立っています
バンマツリとは違った匂いで
すぐにテイカカズラの匂いだと・・・
何処で 手に入れたのか記憶がなく
この庭を造りかえた時には すでにあり
ネットフェンスに絡ませたいと
フェンスの際に植え込みました
けれど すごい成長ぶりです
葛だけあって どんどん伸びて
至る所に這いずり回り 困るほど
鋏を入れなかったら 大変なことになります
けれど 白い花は 夜になっても目立ち 特に 夜風に乗って
とてもいい香りを放ちます
ものの本によりますと 高いところで花が開くので 
なかなか見られないとありましたが 小さな 低い樹でもよく咲いてくれます
たまに 種子が出来ていますが そらが芽生えたところはまだ見てません
定家かずら
ギリシャ語のtrachelos(首)+sperma(種子)が語源
種子がくびれているので その様につけられたらしい

開いた花は 花びらごとに角度がついて 回旋して船のスクリューのような形をしている
この花の咲いている時期に 訪れた方は必ずと言っていいほど
いい花ね 可愛い なんとも言えない気持ちのいい花ね
と褒めていただいてます どうしたら増えるの?と聞かれもしますが
全くわからず 挿し木は無理のよう
果実を見るチャンスは 少ないそうです 
たまにお豆の長いさや状のものが ぶら下がっているのを見ました 
それが果実で 毎年 見るわけではないからチャンスが少ないのでしょうか
果実は 普通2本がワンセットになっている 
1本の長さが20cm前後あるようです
何かいい加減の書き方ですが いつも見られるものではないので定かではありません
本によれば そのぐらいの長さと言うことで そんなに長かったかな〜と・・・・
晩秋に 果実は2つに割れ 中の種子は 風によって舞い散りゆくそうです
とにかく毎年 育ちすぎて困るほど成長し 花を沢山つけます
香りの庭と言うほど 匂い立ちます
ネットフェンスに巻き付いて 白い花が愛らしく咲く情景は いいものです
今年は 不思議にも ハツユキ葛が花を咲かせました
もう何年も あちらこちらに植えてありますのに 花が咲いたことはありません
ハツユキ葛は 葉の色が変わるだけの楽しみと思っていました
花が咲くなんて思いもしませんでしたのに 嬉しいことです
この花も白い花ですが テイカカズラとは 雰囲気も花の咲き方も違います
匂いもあまりしないように思います 鼻先を近づけたことがないので
はっきりはわかりませんが・・・・・
とにかくテイカカズラの花は そばへ行かなくとも 庭に足を踏み入れただけで
香りが 身を包み込んでくれます
種子が 秋の終わりに冷たい風に 乗って旅して行くのは 風情がありますね
どんな気持ちで旅するのでしょう
風まかせで 揺られてゆくのでしょうか
花は絶え間なく咲き 今から9月頃まで続きます 
伸びた枝の先に咲に花をつけてゆきます 
夜の闇に中に 白い花がくっきり浮かび上がっています
しばし 楽しい時が・・・・・続きます

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