2010年6月23日水曜日

嬉しいことが・・・・・

雨は降ったりやんだり 忙しい日
昨日 トールのレッスンに・・・・・・
たったのひと駅ですが 阪急電車に
カード式回数券で改札を通過
さて下車駅へ 出札口を通るために
回数券を・・・・・
ハッとしました ええっ! ない!
ポッケットもバッグも 何処を探しても
影も形もなく・・・・
いくら探してもない!
何処へ?
何か不可解な気持ちで 
駅員の方に キップがないと・・・・・
どこから乗車して 何処の改札口を等など聞かれました
キップがなければ 改札口が通れません 外へ出られません
駅員は すぐ乗車した駅に電話をして 尋ねてくれました
残り少ない回数券だから 落としたのだと諦めて 乗車賃をふたたび払い
外へ出して欲しいと思ってました
とにかく外へと願いの中 向こうの駅に その回数券が 届けられているから
明日にでも取りに行ってくださいとのこと 保管しておきますと・・・・・
お礼を述べて 外へ出して貰い 帰宅しました
外へ出られてよかった・・・・・ 

ふと 随分前に読んだ本を思い出しました
池澤夏樹著「キップをなくして」(角川文庫)
〜改札から出ようとして気が付いた ないない キップがない!
「キップをなくしたら駅から出られないんだよ」 どうしよう もう帰れないのかな
キップのないこども達と 東京駅で暮らすことになったイタルの話〜
少年のひと夏を描いた鉄道冒険小説
池澤夏樹という作家に興味があるので 本屋で見つけた時は すぐ求め
面白く こども達の世界を描いたファンタジーに どっぷりつかって読みました
キップをなくしたことが 今まで一度もなかっただけに
この本のことを 思いだし 自分なりにいろいろ思い描きました
心の中で 頭の中で・・・・・でも歳をとりすぎた大人です
すぐ現実に引き戻されましたが・・・・・

今日 改めて 隣の駅まで出掛けました
回数券 もう残っているのは2回分だけ 
恥ずかしい思いで 受けとりました すみませんと・・・・・
いいんですよ!どうぞ〜 届けがありましたから・・・・・と
受けとってよく見れば 残すは2回 しかも最低の150円区間
でも 嬉しいことでした
この世の中 えげつなく ともすれば汚くなっている中で
これだけのものなのに 届けてくださる人がいる
そのことを知っただけでも 嬉しいことでした
心が ふ〜っと和んでいきました 何処のどなたかわかりませんが
感謝せねば・・・・・救われていきました
おかげで イタル少年のように 駅で暮らさずとも・・・・・ 
この世に このような方がいるということに
なんといったらいいのでしょう 
人間 どんな些細なことでも いいことは するべきですね 明るくなります
まわりすべてに喜びが・・・・・心 明るくしてくれます
ちなみに阪急回数券は とても便利です 
別に阪急電車を宣伝するつもりはありません
たまたま利用する電車と言うだけです
ラガールカードと言う近隣の市バス 他社の電車すべてに乗れるカードもあります
しかし 回数券は時間 休日によって分けられているので
その時折によって 上手に利用すると随分と助かります
休日祝日は14回 時差回数券は12回(10時から4時まで)
普通回数券 11回 と おまけがあります
ラガールはおまけはなし 同じ運賃払って 休日用は4回も余分に乗れます
但し 有効期限があります 三ヶ月です 
隣の町へ行くことが多い中 最低の回数券を三種類持って利用しています
たまたま 取りに行くことになったついでと言っては失礼なのですが
友人が 体調を崩し 外出もままにならずの中 お見舞いに
おしゃべりに行くことにして 尋ねました
友人Eの家の前を通ります
紫陽花が 見事に咲いていました
七変化というだけにいろいろな色合いを
見せ
 まさに七変化でした
細かい雨に濡れて 瑞々しく 
紫陽花の季節を痛感しました
美しい花を眺め 友もかなり元気になり
それとほんのわずかなものを拾い
届けてくださった優しい心の持ち主に
その親切さが身にしみ 
喜ばしいことが重なって

雨の鬱陶しい日なのに 心晴れ渡り 
まさに梅雨の晴れ間でした

このような方もまだいらっしゃる 見捨てたものでありません
一日一善とよく言いますが こども頃よく言われました
なかなか 実行は出来かねますが 
善きことは 多くの人に喜びをもたらすものですね
嬉しい一日でした

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