2010年6月26日土曜日

ポストの色は何色・・・・・?

梅雨前線の活発化  朝から雨 雨
しかも時折 激しい降りよう
どんなに雨が激しく降ろうとも
風が強く 雨が横殴りに降ろうと
郵便は 配達されてくる
郵便物を濡らさないように配慮して
大変な仕事 感謝せねば・・・・・
郵便は 赤いポストに入れて
が 私たちの国では常識
ポストは赤いものと思っていました
外国を旅して 始めてポストの色が
国によって 違うことを知り




へえ〜とある一種の驚きでした 固定観念に捕らわれて
郵便ポストはイコール・赤と
でも国によって違う 面白いですね
ポストの色は 赤と誰が決めたのでしょう
ポスト色は赤 それは世界共通と
勝手に思っていました
スーエデンは 郵便小包 手紙など
農耕機を運ぶような車でした
自転車の前輪が二つ その上に大きな箱が台車に乗せられている




       
そんな感じ 電動で動いていましたが
ハンドルは 細いまるで自転車のごとく
デンマークは 赤でした
スペインもポルトガルも黄色
配達のバイクは黄色く塗られていました
面白いですね
その国々によって 決めているのでしょうね
雨が激しく降る中
玄関先で 郵便屋さんに会いました
手紙がぬれないように配慮され
ありがとう!と共に受けとりました
天候の悪い時などのご苦労を思い
感謝の気持ちで お便りを読みました
ふと 茨木のり子さんの詩
「見えない配達夫」を思い出しました
I
三月 桃の花はひらき
五月 藤の花はいっせいに乱れ
九月 葡萄の棚に葡萄は重く
十一月 青い蜜柑は 熟れはじめる

地の下には少しまぬけな配達夫がいて
帽子をあみだにペタルをふんでいるのだろう
かれらは伝える 根から根へ
逝きやすい季節のこころを

          


          世界中の桃の木に
          世界中のレモンの木に
          すべての植物たちのもとに
          どっさりの手紙 どっさりの指令
          かれらもまごつく とりわけ春と秋には

          えんどうの花の咲くときや
          どんぐりの実の落ちるときが
          北と南で少しずつずれたりするのも
          きっとそのせにちがいない

          秋のしだいに深まってゆく朝
          いちぢくをもいでいると
          古参の配達夫に叱られている
          へまなアルバイト達の気配があった
           ・・・・・・・
詩はまだまだ続きます
茨木のり子と言う詩人を知ったのは 三十数年前 「自分の感受性ぐらい」という
詩を読んで 感動し 惹かれました
「わたし 解釈を加えないとわからないような詩は書いていないつもりです」
と もらされています
ストレートに心に響いて 胸の中に飛び込んできます
身に覚えのあることばかり書かれて 時々 ハッとすることがあります
雨降りの郵便配達から 外国の郵便ポストへ そして詩へと
話は飛びましたが こんな雨の日は ゆっくりとした気持ちで
詩集を読んで 自らを省みる時があってもいいですね
それと同時に のり子さんの詩にあるように 
自分の感受性を自分で守る 守りたいですね

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