2011年1月9日日曜日

冬の花〜ロウバイ〜

思ったより暖かかった日
日曜日 礼拝に
その礼拝後 今年 初めて訪れる
行きつけのおそば屋さん 
時間的には いつもなら空いているはずなのに 珍しいと言うほど混み合っている
待ち人も出るほど・・・・・
日曜日は 多分今年初めてのはず
その混み合った中で 友人といただくお蕎麦
年末に食べて以来なのに なんだかとても懐かしく 
心の中に満足感が ふぁ〜と広がっていく
その目の前 ランプの下に 一輪挿しに挿された蝋梅
もう 春?なのと思わせるほど 美しく 瑞々しく 花 開いている
花びら 一枚 一枚しっとりと濡れたように 蝋を流したように・・・
綺麗ね〜と友人と話しをしながら いただくお蕎麦も 美味しく感じ
久しぶりに見る蝋梅 最近 あまり見ないような気がする
昔は お屋敷の塀越しに 咲いているのを見かけたけれど
今は あまりそんな雰囲気の場所に行かないからなのかも
咲いているところには きっと 華やかに各々のお庭を 
満たしていることでしょう
蝋梅 学名 ロウバイ属
Chimonanths Praecox チモニナンサス 早熟の 早咲きの という意味
ギリシャ語でChimo 冬  nanths  花
だから 冬の花 
確かに今頃 咲き始めるのだから まさに冬の花 ですね
混み合った中 上手くカメラに収められません
空いていれば 立ち上がって 好きな位置からとれたでしょうが
ですから ピントも甘いこと 恥ずかしいけれど
雰囲気だけでも伝わればと・・・・・・
濃いめの黄色い花 蝋のような色
いい名前 花そのものずばりの名
美味しいお蕎麦をいただき 春を
想い 体が芯から温まって・・・
それぞれの行く先に
私は 本を読み聞かせの会へ 
只今 源氏物語「澪標」の巻を
あの時代の恋物語 詩(うた)が
詠めなくては 
恋もできそうになく 
よき巡り会いも・・・・・
最も貴族社会での恋愛
平安朝 その時代 庶民の恋は いかなるものだったのでしょうか
その当時に 想い馳せ この蝋梅を 恋いこがれる人に例えたら
いかに読むのであろう
我には詠めじ 
いつになっても訪れぬ人 待ちくたびれて しっとりと花びらが濡れゆく
詩(うた)にはなっていませんが こんな気持ちを表現できたなら・・・・・
我の心は 貧しきなり ああ〜哀しきかな・・・・・・

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