2011年3月25日金曜日

ピンクの花

彼岸もすみましたのに 寒いこと
おーなり由子さんのひらがな暦に
こんな文が書かれていました
春の大風の親分が わらいながら
歯のすきまを すーぴー 
すーぴー すーぴーと ならして
やってくる
すーぴー すーぴぴぴ しゅぴっ
ぬくい雨雲が 遠くからやって
くる気配
またもや 春のあらしだ・・・
胸がときめく
三月は 天気が大騒ぎする季節 突然変わる風向きは「てのひらがえし」
「春一番」に「春二番」 やっとこさついた花のつぼみも 容赦なく散らす・・・・云々と続きます
まさにそのおとり 午前中の風の強さ 冷たさ この風の強さ 甘い匂いも どこかで春の名物イカナゴを炊くなんともいえない匂いものせて 吹きまくる
けれど 午後には風がおさまって やれ嬉しやと 庭仕事
2〜3日前に求めたオダマキを 庭に・・・・
オダマキの花の形が面白く 毎年求めるものの 上手く育ちません 宿根草のはず でもいつのまにか消えてゆく このオダマキの紫の花が好きで いつも求めていたが 今年は ピンクしか手に入らず やむなくムラサキを諦めて・・・・・
オダマキは漢字で書くと苧環 このように難しい字 紡いだ麻糸を巻いて中空の玉にしたのがおだま 花の形というか蕾がそれに似ているからと名前が付いたとか 別名 糸繰草
花言葉は 断固として勝つ だそうで 強そうな言葉ですが 優しい顔つきをしています
折角の陽射しだったのに 植え付けが終わり ビオラなどの花殻摘みをし始めると 空はかき曇り 雨がぱらつきはじめ・・・
まさに おーなりの文章のごとくの天気 すぐにやみはしましたが
また降るかもと思いながらも オダマキにたっぷりに水を・・・・・
雫を受けとった 花びらは 瑞々しく 美しい姿を 誇らしげに 近くで鳴くメジロに話しかけていたのでは・・・・・
緑の葉と対峙して 美しい花です 色合いです 元気にいつまでもいて欲しいと願いながら
こんな 歌がありました
「しづやしづ 賤(しづ)のおだまき 繰り返し
 昔も今に なすよしもがな」静御前

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