2011年4月5日火曜日

さくらほころびる

仕事に必要な物を買いに
大型ショッピングモールへ
空は 抜けるように青く 春の
陽射しが 燦々と降りそそぎ
モール内の広場には 川が流れ
その両岸に桜が・・・・・
咲いていました まだ2〜3分
咲き程度ですが 柔らかい陽を
浴びて煌めいていました
ああ〜 ついに春が 春爛漫の時が・・・・
橋の上で立ち止まり しばし さくら鑑賞を・・・・まさに至福の時 日本人なんだと痛感しました
桜を愛で まだかまだかと待ちわび 開花のニュースを聞けば 小躍りして喜び 桜の木の下で 宴を催し ひととき うつつを忘れて こころ舞い踊る
もう数日で 満開 満面の笑みの時 そして儚くも散りゆく 
そんな思いで眺めた桜 ふと通り過ぎる風は まだ冷たく コートの襟をかき寄せるほど 花冷えが厳しく 急いで駆け込んだモール内へ
いろんなお店が並ぶ中 通路の
真ん中に 子どもの靴が一足
おや〜 誰の靴?と 綺麗に
揃えて 脱いだ靴
どうしてここに 忘れたわけでは
あるまいに・・・・・
黒とグレイと白 なかなか
モダンで おしゃれで格好いい靴
よくよく周りを見渡すと 
少し離れたところの一角に 
子どもの遊び場が つくられていました
側へ寄って見ませんでしたから よくは解りませんが いろんな遊び道具
がおかれていて 多分 靴を脱いで 遊び場へはいるのだろうと 思われ
ました この靴の主は よほど遊びたかったのか 気がせいたのでしょう
随分 離れたところで靴を脱ぎ その遊び場へまっしぐらに・・・・・
想像すると微笑ましくなりました 
この靴を見ていると子ども気持ちが手に取るようにわかり なんだか嬉し
くなり きっと私でも その時代には 走り寄ったのでは 靴を脱ぐのも
もどかしく・・・・
お母様はどうされたのでしょう 気が付かれていないのでしょうか 
多くの人が行き交う通路 誰も靴をけっ飛ばすことなく 通り過ぎていき
ます その遊び場の近くに靴を寄せてあげるべきかとも 一瞬 考えまし
たが かなりのスペースがあり 入り口も沢山ありましたので 下手に
移動させると 混乱を招かないかと 余計な心配をして そのままにして
立ち去りました
微笑ましいですね そう思いませんか
帰り道 乗り物を利用しないで 友人と一緒でしたから ぶらぶらと20分ほどの道のりを歩いて帰りました その道で いろんな春に出会いました またあしたにでも

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