2011年4月10日日曜日

やすらへ花や〜

          










暖かい日曜日 春 ウルルンの季節 
さくらを見るには 最高の日










花見かピクニックか 電車はかなりの混雑 子どもを連れた家族が目立ちました
今日はなんの日
お月様の暦を見ましたら「やすらい祭り」の日 と
そう そう 4月の第二日曜日が やすらい祭りの日 想い出しました
05年に京都までお祭りを見に出掛けましたことを
          京都今宮神社で執り行われる祭りで
          午前と午後が拝観できるので 何れかに
行けば と言うことで 午前中は
平安神宮のすぐ横の細見美術館で展示物を
鑑賞して その後 加茂川の土手で 
お弁当を・・・・・さくらが見事でした
すでに散り始めており お弁当の上に
さくらの花びらが 舞い降りて 感激しました 
そして午後の見学に今宮神社へ













「やすらい花」は 古く平安時代に起源 さくらの花が散る頃になると悪い病気が流行り
人々が苦しむので 疫病を退散させるため「花しずめの祭り」が行われてきた
風流の扮装して 鉦や太鼓をたたき 踊りながら神社に参拝し 無病息災を祈願したのが始まりと伝えられている
「花よ ゆっくりしなさい ちりいそがずに・・・・
「やすらい祭りは」は「鎮花(はなしずめ)の祭り」
花に祈るお祭りです
花の精の力によって疫病神を封じ込めるため 氏子達によって行われ 町内会の区域で一日中祭りが行われ 祭りは 笛の音やかけ声に合わせて 赤い衣装を身にまとった「鬼」が太鼓や鉦を鳴らしながら踊り 氏子地域を練り歩く
小学3年生までぐらいの小さい子は「小鬼」もう少し上の学年は 「笛」を担当 中学 高校生はななると「鬼」になって踊る
私は 散策の会の仲間と一緒に出掛け リーダーの方の説明を聞き 最初は氏子が集まっている御旅所のようなところから見学しました
大人達は 御神酒が入っているようでしたが 子ども達はジュースらしき飲み物を そして
そこで お化粧をして 着替え 赤鬼の赤い長い髪のカツラを被ったりと準備の段階から見ることが出来なかなか面白いものでした 
小さいお子さんには お母さんが 一生懸命 口紅をさしたりして お化粧を念入りに・・・・・
その踊りに加わるのは全部 男の子ばかりで 小さな男達は 口に赤い紅を書かれると とても綺麗で美しいにびっくりしました
暫くして 準備が出来ると 時間があるのでしょう 出発を・・・・・ その時は お巡りさんもやってきて 交通整理です あまり車も通らないところですが・・・・・
鉦に太鼓 笛と 賑やかに 花を飾った花笠を中心に 行列が始まります
私たちも その後を付いて歩きました 家々の間を通と 家の中から 人出てきて 少しの間立ち止まり 氏子さんなのでしょう 家の方は その花笠の中へ・・・・・
その笠の下へはいると この一年無病息災で過ごせるそうで・・・・・皆さん 鉦や太鼓の音を聞き 出て来て 笠の下へ・・・・・
「花や咲きたる やすらえ 花や」
「やすらい ヨーホイー」と舞い踊りながら
かなり歩き巡り 他の御旅所にもより そして最後は 今宮神社へ
神社 本殿の前庭で 舞いを奉納して 終わりです
今から6年も前に出掛けたことが
夢のように想い出され懐かしく カレンダーに やすらい祭りの日と
書かれているのを見て
写真をひもといてみました
上二枚のさくらの写真は 加茂川べりのさくら 本当に見頃で 良いタイミングでした
下の花は 今宮神社の境内で 後は祭りの様子です
毎年4月の第二日曜日 
この日雨が降ると 中止になるそうです そしてさくらの花の頃ですから その年によって さくらの開花が早かったり 遅かったりする現象で その年の稲の吉兆を占うのだそうです
なんでもこの踊りは 出雲の踊りとも関係があるとか・・・・・聞きましたが 忘れてしまいました なんでも出雲の阿国に関係が・・・・・・
国の無形民俗文化財に指定されています
このお祭り 私の相棒は 京都生まれの京都育ちですが 知らないと言っていました
でもこの日 外国人の方が多く観に来ていらしたのは驚きました
団体の観光客ではなく 一人とか二〜三人でいらしている様子でした
土地のお祭り 案外 京都の方が知らなくて 離れている人の方の方がよく知っているのかも
でも 楽しい祭りです 機会があれば 是非 御覧になることをお薦めします
花笠も綺麗ですよ いろんな花が 赤い笠(風流笠)の上に飾られて また神社の境内にも置かれています 勿論 笠の下にそ〜っと入らせてもらいました
良い旅でした 多分 再び見る機会はないことでしょう 
見るチャンスに 出会えたことに感謝しています

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