2011年5月31日火曜日

背高のっぽさん

朝からなんと爽やかなことか
風は 冷たさを含みつつ
陽の光を運んでくる
キラキラと ダイヤモンドように
輝いて・・・・・
ふと思い出す つい先日のこと
修学院離宮を訪ねた時
緑豊かな離宮を後にして 
緑なす森のような道
のぼりくだりしながら 陽射しは
強くとも 冷ややかな風が 頬を
かすめゆく中で 眼に鮮やかに
映し出された 一本の木
まわりの木々を追い越して 空 高くそびえ立つ
なんという樹なのか 
塀の向こうに存在する樹は こちらからは 木肌も葉もよくは見えやしない
細い樹 お見事と声を掛けたいほどの出で立ち 素直に真っ直ぐにのびている
頂点に 僅かに葉が茂るだけ そこまでに 枝葉も・・・・・何処に?
そぎ取るには 大変な仕事 まわりに生えている木々から想像しても 人の手が届くとは思えない
不思議な樹 なんの樹? 葉だけなの? 花や実は?
道の向こうの樹 塀の向こう側 でもすごい
雨風にも晒されて それでも立ちつくしている
台風や この2〜3日に 降った激しい雨にも 耐えるの? 否 耐えているはず
あそこまで高くなるには 一年や二年ではない 何年も 日々を過ごしている 幾多の風雨に遭遇しているはず それでも あんなにまっすぐ立っていられるの?
爽やかな日和 あの真っ直ぐの背高のっぽさんは すました顔をして ああ〜気持ちがいいよと風を 誇らしげに受けとめているのでは・・・・
でも あんなに真っ直ぐ伸び 耐えられる樹って なんという樹なの?
太い太い幹なら解るけれど キリンの首みたい 細い 細い樹です
あんなに素直になれるのはいいこと
強くて 素直 言うこと無し!

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