2012年1月4日水曜日

鈍い光

今冬一の寒さと思われる厳しさ
ドアーを開けると途端に 顔に
吹き付ける風の冷たさ
ああ〜 雪の上を滑りながら
町へ降りてきた風を感じる
長男を見送るために外へ出ると
細かい雪が ぼんやりとした
太陽の下で踊っている 舞いながら消えてゆく
手のひらで 受けとめたくとも 掬い取ることもできないほどの儚いゆき
若き日に 心で持ち続けたあわい恋心
つかみ取ることもかなわず 
涙とも雪の雫とも 見分けがつかぬまま消えゆきた
そして見上げた空には 儚い光が・・・・・
まるで 薄雲が すべてを覆い尽くし 光もさえぎり 冷たい風を 送りつける
あなたの思いは 無情にも これまでよと言うかの如く
それでも 鈍色の雲の僅かな隙間を通して 光を 光の筋を 光の波を 送り続けている
雪の舞い踊ったのは 僅かな時なれど 冷たい 冷たい氷のような 棘のある瞬間でした  
そんな寒さの中でも 
クリスマスローズは 蕾を
覗かせています
やがて 雪が舞おうとも 
みぞれが降ろうとも
冷たい風が強く吹き付けようと
花はほころびてくれるでしょう
寒さにも 何にも負けずに
楽しみが 増えてゆきます

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