2012年3月8日木曜日

ふる〜い ふる〜いおひな様

冬装束で日中 陽射しのなか
歩くと思わず 暑いとの言葉が
この暖かさ 嬉しい けれど
明日あたりから寒くなる 
コートは まだまだ必要です
そんな天気予報 困ります
きのうの話のおひな様の報告
何枚かの写真を見てください
現在のような華やかさは 
あまり見られませんが
赤い毛氈の上に雛人形を並べ
たのとは違って 内裏雛は屋敷
内 三人官女 五人囃子などは
外に 門外には牛車 門前は
守り人なのでしょうか
このような雛飾りを見たのは
初めて 驚きました
今ではこのような おひな様を
見る機会は皆無に等しいことと
思われます
久しぶりに飾ったのよ との
お言葉に 誘われていそいそと
3月3日のひなまつりの日は
過ぎていますが 4月3日まで
飾ることにしていますと その
恩恵に預からせてもらいました
古い古いおひな様 遙か昔の
世代で言うならば 何代前なの
でしょうか
江戸時代末期のものとのこと
この家の主のお母様のそのまた
先の 何代先か 遠い遙か彼方
200年近い前のおひな様
その時代のものが 現存して
こうして私たちの目に触れる
何年もお蔵に入ったままだったのを 久しぶりに日の目を・・
何でも飾るのが大変なの と古いから ぼろぼろ木くずが落ち
たりするとか でも お顔に傷ひとつなく 痛むこともなく
とても綺麗なお顔です
けばけばしい華やかさはなく 意外と地味で 気品すら感じ
全体的にすごく落ち着きを感じました
ぶらぶらとどんなおひな様なのかと出掛けた8人
向こうの方は丁重に迎えてくださり お茶を指導されていると言うこともあって おひな様飾りで 一部屋占領 その手前の部屋が茶室で お雛様の前でお点前 おいしいお茶を これまた おひな様にふさわしい茶碗 春のふさわしい草花の茶碗などで 桜餅と共にいただき 本当に結構なお点前に 痛み入りました
幸せでした どんなに歳をとっても 足が痛いの 腰が痛いの 目が見えにくくなったのと言いながらも おひな様の席に招待されて 由緒ある雛を見て そのひとときを忍ぶ
矢っ張り女 おんなの子なんだと 痛感しました
幾つになっても女心を 失ってはいない
と或る意味 嬉しかったこと
幾つになっても 女を忘れてはいけませ
んね
お屋敷を後にしても 心はおひな様に
いいね〜 外は もうやがて暮れなずむ
頃 おまけに曇り空 それでも心は軽や
かで お互いに 言葉はなくとも ルン
ルンの気持ちでそれぞれの家路に・・・
幸せ感を 噛みしめて 
おひな様を飾るのは 宮中や上流社会で行われていた上巳のお祓いに関連していた
このように飾るのは 江戸初期以降 女児の成長と幸福を願って民間に広まったそうです
ここの家も 元をただせば 奈良の柳生藩の どこそことおっしゃってました
由緒ある家から お嫁にいらしたのでしょうね
嫁入り道具でしたとおっしゃってました
ひなまつり なにもしませんでしたが 遅まきながら 今日のひなまつり この上ない 幸せな女の子のまつりでした いい年になりそう・・・

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