2012年3月20日火曜日

ファッション

昼と夜が同じ長さの日
春分の日
春と冬がしのぎを削り やがて
喜びの春が到来する
昨夜 読み終えた本
「一枚の白いシャツ」〜男、
45歳からの服装術
(河毛俊作著)なかなか面白い本でした 
男のおしゃれ 背広 白いシャツ 男の色気 ダンディズム など アクセサリーも含めてのエッセイ・・・男のファッションだから 女性は 関係ないかと思いました ちょっと広告に惹かれて読んでみたくなって・・・男の服装のことですが ある面では女性にも通じること 有意義に読ませてもらいました
香りのことまで書かれていて・・・・その香り 先日 京都へ出掛けた折 ふらふら歩いていた時 あるお店の前で ウインドーのデスプレーに目がいき 近寄ってみました
綺麗で素敵なデザインのパッケージがデスプレーされていました
一瞬 紅茶?と思い 中へ入って見ることにしましたら なんとサンタ・マリア・ノヴェッラ銀座という名前のお店でした その京都店です 中に入ればなんと香りのお店 店員さんが丁寧に説明をしてくれて 匂いをかがせていただいた香りが 柑橘系でした 商品名は覚えていませんが この本を読み 作者が ここの商品 柑橘系シチリアを使っているとのこと 多分その匂いをかがせてもらったのではと・・・・ふと繋がりを覚え なんとなく親しみが湧きました イタリア フィレンツエのサンタ・マリア・ノヴェッラ広場に隣接する世界最古の薬局
ですって お店に行き 本を読み 一つ物知りになりました 1221年フィレンツエに移住してきたドメニコ修道僧のよって創設されたそうです 香り アロマ 石鹸いろんなものが置いてありました 店内はとてもいい香りで満ちていました その横に レストランも・・・・
さて本の最終章にこんな事が書かれていました なんだかお彼岸にふさわしいような文句です
最後の一着として「全ての望みが叶うとして、貴方はどんな服装で死にたいですか?」と
ここを読んで はたと止まりました その後に続く文章もありますが 裸で生まれたから裸でとか色々書かれています この方なりの死装束が書かれています 一般的には 白い装束を着せてありますね あなたでしたらどうします 
相棒の父は もう随分前になくなりましたが 病もあり 少し認知症にもかかりかけていましたが 病院で亡くなりました その時 病室の枕の下に 遺書が・・・・・ご自分が 相手に巡り会った時 須磨でしょうか(神戸の方でした)松林の海岸を歩いたことなども書かれて 手が思うように動かなかったのでしょう 読みにくい字でしたが 若き日が 彷彿として甦ってきていたのでしょう この時代には珍しい恋愛結婚でしたから その後色々のことが書かれ 最後に〇〇に置いてあるものを着せてくれと・・白い麻布で経帷子が作られてありました それらを準備されていたことに驚いたことを思い出しました おそらく病院へ入られる前のことで すでに連れ合いはいないのですから どなたかに頼まれたのでしょう 一緒に住んでいた家族も知らなかったのですから・・・・・
さあ〜 私でしたらどうしましょう これからじっくり考えます 私らしいこだわりを持ったファッションで あの世に歩みたいですね 颯爽といくか 肩落としてか 定かではありませんが・・・・・ちょっと考えました また懐かしく義父のことも思い出しました
このエッセイを書かれた河毛さんという方を よく知りませんでした 略歴を読んで演出家であり 映画監督と言うことを知りました
皆さん お彼岸 お天気に恵まれましたが いかか過ごされたのでしょうか
お墓参り? 梅見? 私は 一日キルト三昧 そして映画を一本観ました BSで「モンゴル」を テムジン(チンギス・カン)の生涯を・・・・ゆったりとした日でした 

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