2012年6月1日金曜日

南蛮美術展に・・・・


陽射しは思うほど強くはないけれど
暑い 湿度が高いのでしょう
晴れてはいるものの 先日来のように
天候が荒れる様子はなく 午後 神戸へ
随分前から是非 観たいと様子を伺って
いたものの なかなか日程のやり繰りが
つかず 延び延びになっていた展覧会へ
やっと思い切って出掛けてきました
3日までの開催 もう時間がありません
「南蛮美術の光と影」〜泰西王侯騎馬図
屏風の謎〜を神戸市立博物館まで
1549年にザビエルがキリスト教布教
のために本へ そのことを書いた本を
今年2月に 「キリストと侍」という本
を読んだばかりであったので 興味があ
り その頃 描かれた聖画など見たいと
いう気持ちが強く・・・聖餅箱 聖龕 
書見台などの周りに施されている螺鈿も
すごい また当時の時代を表す屏風絵な
どもに 日本人とイエズス会の人たちと
の交わりも描かれて 当時が忍ばれます
日本人の画家達が礼拝用の聖画を手がける一方で 西洋画の鰈で
写実的な表現で屏風絵も描いていた事がよく解り いいもの見てきました
三宮駅から会場までの歩く道のりは 美しく 町が綺麗と感心しました そして無機質な建物 道 それらの上を吹く風は冷たいものの 気持ちがよいものでした
無機質さが整然としていて 理性的だけれど 冷たさを感ずる しかしそれらを補う花が各所に飾られていて気持ちがよかった
そんな思いにいいものを見て 気持ちよく歩いて 乗った電車
不愉快でした と言うよりは哀しい思いがしました 日本の将来がこんな状態では困ります
特急から普通電車に乗り換えた時 まあまあの混みよう 優先座席のある場所に立ちました そこは5人は よほどふと目の人が座っていない限りは 座れるはずです そのシートの両端にお年寄りと妊婦が座っていました その真ん中に 女学生二人が で〜んと
またを広げて座っているのです 人が乗り込んできても知らぬ顔 寄れば一人は座れます私は すみませんと声を掛けようかと思いましたが いつ気付くかと黙ってみていることにして 立っていました 次の駅で乗ってきた女性が声を掛けました 女学生は知らん顔
妊婦さんがどうぞと立ち上がりました 勿論 女性は いや あなたが座るべきよと座らせました その時 初めて妊婦の隣にいた女学生が少しだけ寄りました そして女性は座りましたが もう一人の学生は動きもしないし 顔も上げない 携帯電話をさわっているのみ 呆れました 暫く時が流れ 女学生が下車していきました時 座った女性は 困りましたねと 話しかけてこられました
どう思われますか 女の子です やがてお母さんになるのでしょう 子どもに我先に座らせるのでしょうか まだ10代 60や70代の女性をなんと思っているのでしょう
座りたいとか言うことではなく お互いを思いやる心が大事でしょう
この子達の学校に躾はどうなっているのですかと 言いたいぐらい
白いセーラ服を着て紺の襞スカートをはいていました 胸に紺色らしき小さな校章をつけてました
哀しい思いをしました 折角いいもの見て 心豊かになりましたのにね

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