2012年7月31日火曜日

繊細な雲が〜

暑いから外出はしたくない
けれども美しくなるためにはと
決心して出掛けた美容院
髪も長くなり 人目はともかく
自分自身が 暑苦しい
綺麗になるたって 造作は一緒
唯 髪を切り戻して 爽やかに
なりたいだけ 涼しげに・・・
美容師が 心を尽くして鋏を
入れて 始末してくれても
顔をつき合わせている相棒は 
何も言わない
おお〜綺麗になったよ〜
そんな言葉は 返ってこない
寂しいね お世辞でもいいから
と思う方が 馬鹿なのか
外国の方なら そんな言葉は
多分 日常茶飯事であろう
最も 髪を切って爽やかに
なっても なんの変わりばえもない 美しく成りもしない
まあ〜いいか 相棒に世辞を言われなくとも 私自身の身だしなみ
この暑いのに わざわざおべんちゃらは言ってられるかい
そうです そうなんです
お昼過ぎ 美容院を出て 日傘をさすために ふと仰いだ空
なんと美しいブルー ええっ〜 この空 この雲 
なんと言う爽やかさ 碧い空に 刷毛で掃いたような雲が浮かぶ
薄い薄い雲 向こうが透けて見えるほどの薄い雲
筋雲でしょうか 巻雲でしょうか でもこれらの雲は対流圏の上部に
現れる氷晶よりなる雲 ぞくにすじ雲とよばれ 繊細な繊維状の雲
気温が約−20℃以下のところに現れる と言われていますが・・・
上手く写真には撮れませんが とにかく細かい繊維状のようになって
むしろ気味が悪いぐらいに 爽やかであり 美し雲でした
空の上はどの様か知りませんが 地上は高熱なのに・・・・・
ですから 今頃このような雲が見られるのが不思議でした
これは夏の雲ではないと思いました
宇宙のこと 空のこと 気象のこと それらのことは一切なにも知り
ません
今まで生きてきて自然に身につき 知り得た事での判断だけです
ある本を見ました 雲の写真が載っている本です
(空の名前 高橋健司著)そこにこんな事が書かれていました
今日 見た雲に似た写真が載っているページです
ほそまい雲 幸田露伴の「雲のいろいろ」によるとほそまい雲は 
海賊衆の一つの 能島家の兵書に載っている雲だそうです
「刷毛でひきたる如く淡く白く天に横たわる雲」と言うことから 
巻雲と考えて間違いない
その写真は 碧い空の上を ひとはけさあ〜っと描いたような雲の
写真です よくは解りませんが 台風の影響でしょうか 風が強く
吹き巡っていましたから いっときは 風の悪戯かと思いました
夏の入道雲には及びもつかない繊細な雲に 心捕らわれました
そして不思議さに 疑問を持ちました 誰か真実を教えてと言いたい
暑いさなか ひとときの爽やかさを もたらせてくれた
神様のプレゼント
神様の賜物と思うことにします
でも いい空でしたよ
もう一つ 幸田露伴が 雲のいろいろという本を著していることは
知りませんでした ちょっと興味が湧きました


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