2012年11月17日土曜日

雨の中の紅葉


朝から雨 いやな雨と言いたい
けれど 雨に濡れた木々の染め
色に 心うたれ ああ〜今頃の
雨 静かに降る雨もいいもの
デッサンの講座の日 今日は
最初に描いた丸い物(林檎)と
先週の四角い物(箱)との二枚
の講評の日 受講者全員の作品
を並べて・・・・
足の不具合で靴が履けない お
まけに病院への治療に・・・・
でも講評は受けておきたい 
30分ぐらいとの話に それだ
けでも出席したいという願いを
相棒が助けてくれ 大学の校門
まで 送り届けてもらう
ああ〜雨だから 履くものが
サンダルを引きずって ・・・
箱を描いたデッサンはもう少し
描きたしてから見てください
校門の前 車から重い荷物と傘をさして 降り立つと目の前に開けた
木々の彩り 思わず美しいと立ち止まる 
足が不自由なのに 鞄の中からカメラを出して 半身 雨の雫にまか
せながら 切り取りました
ああ〜雨でよかった しっとりと落ち着いて からからの晴天時の埃
ぽっさがなく むしろ色鮮やか
雨のおまけですね 
こんな風景を見ると ふと 宮本輝著の「錦繍」を思い出しますが
紅葉の美しい中で 再会する男と女 不倫の話ですが 宮本輝さんは
好きな作家ですが この頃の本は好きではありません
なんだか 売れっ子になって 書き急いでいるという感じがして
後味もよくなかったように記憶しています 再会の場面が 美しい
錦繍の山でしたから ふと 思い出しました
この彩りを見て 再会とか言うロマンはなく 足の痛さと 学ぶ心と
その事しか 頭になく ロマンには縁遠い状況ですが しかし 
雨煙る紅葉が 楽しめたのは幸い
校内は いろいろな木が色づき 教室から見える 木の葉も いろん
な色合いを見せていました 
もう 秋が終わろうとしている 見上げる空は 雨雲が垂れ込めてい
るものの 冬空を思わせる色合いで やがて冬 冬が来る
木々も急ぎ足なのでしょう 雨に濡れた路上には 色あせて朽ちた葉
が あちこちに寒そうに うずくまっていました

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