2013年12月16日月曜日

冬の空

















暦を見ると今日は「電話の日」 明治23(1890)年 日本で
初めて電話が開通
子どもの頃 電話が 茶の間にありました 何処の家にもあるわけで
はなく 近所の人に電話がかかってくると 電話ですよ〜と 呼びに
行かされたのを覚えている 
今のように子機があって持ち運び出来る便利さはなく まわりに聞か
れたくない時は コードを引っ張れるだけ引っ張って 隣の部屋で
話をしたもの それでも戸を一枚隔てているだけにひそひそ話を・・
便利になりました 携帯電話ですもの 何処でも電話です
電話の日と書かれたその横にこんな事が書かれていました
「念仏の口止め」
お正月の神様(年神様)は 念仏が嫌い お正月がちゃあんとやって
くるように 今日は 今年 最後の念仏おさめ
と書いてあります 念仏の口止めなんてご存知でしたか?
全然知りませんでした よく解りません 年神様 台所の神様とか
色々ありますが 宗教的と言うよりは 生活の知恵 生活のたしなみ
とか そういう物を大切にして 暮らしていたのでは 
でも念仏を唱えたらいけないとは・・・・・
今の老人は よく解りませんが(と言って私も老人の仲間ですが)
子どもの頃 昔の年寄りは すぐ南無阿弥陀仏 とかなんまいだ
と口癖のように 唱えていたのを覚えていますが・・・・・
今日の寒さ 冷たいこと 陽が射し込むことがなく だから余計に
冷たいのでしょうか 風もないのに ちょっと外へ出ただけ 身体が
冷えて ああ〜この空気 この流れ 冷たい雪の上を通り過ぎてきた
と思わせる冷たさ 遥か彼方に見える山々の上が 僅かですが 白く
なっています ああ〜雪 その上をわたってきた空気感

冬の空 黒雲渦巻いて なにを企んでいるのか
顔を覗かせたくとも 両手を広げて通せんぼする
意地悪な黒雲
暖かい 陽ざしをくれてやるものか
碧い空を遮り 陽の光も遮って
大きな顔をして渦巻く雲たち 
時には怒りをあらわにして 君臨する
地上の生きものをいじめてなにが嬉しい
さっさと どこかへお行き 旅に発つのもいいことよ
寒さに 飢えに 嘆き 悲しむ人も 子ども いる
憐れみを 時々見せておくれ
時には 陽の光に 道を譲ってみては・・・・・
少しは 温かい心に身体になれるのに
ホッと息をつくのに・・・・
おねがいだから黒雲さん

冬の庭 いつまでも収穫されずにる柿達
葉はいつのまにか散りゆきて
寒空に 裸を去らしている
おお〜 君たちは 渋柿なのか
皮をむいて 寒風に晒されれば やがて甘い柿に変身するのに
早くしないと 熟しすぎて地上に落下するではないか
地上の餌と成り行く 
それではあまりにも可哀想
だが 味わいのある冬の景色 冬の風景
心 和みゆく 

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